【その24】深澤直人さんデザインの椅子
椅子を買おうと考えている。
ずっと考えている。
椅子を買うことにこれだけ熟考してしまうのは、
椅子は下手すると一生それを使うかもしれない可能性があるからだ。
木の経年変化というのは何十年の耐久を持ちこたえて尚輝かしいし、
(ビンテージの家具とかね)
そう考えると椅子は
本当に気に入れば
一生寄り添える買い物になる。
前にトヨタの社長が
「数ある生活製品の中で”愛”がつくのは車くらいのもんですから。
だからいい車、愛してもらえる車を作りたい。」
という話をしていて
「え?本当に?”愛”がつくのって車くらいだっけ?」
と自分の頭の中のボキャブラリーを振り返ったことがある。
あい、あい、あい、、、
愛に娘で「愛娘(まなむすめ)」
あい、あい、あい、、、
愛に人で「愛人」
あい、あい、
愛に猫で「愛猫」
その流れで「愛犬」
あ!「愛書」
書物はぎりプロダクトのような気もするし
そうでない気もする。。。うーむ
でもまぁ
たしかに車くらいかもしれないな。
と、そこで納得した。
話しがずれました。
まぁなにが言いたいかというと
車と同じくらい
椅子だって寄り添うものじゃないかってことです。
値段は車のほうが高いことが多いけれど、
車は一生はなかなか乗れない。
椅子は家族構成やライフステージが変わっても
極端な話、座らなくても存在するだけでも
良いと思う。
そこには詩的な要素がある。
話しは「愛」に戻りますが、
基本的にほとんどのものは「愛」を付けることで
よりベターで純水な愛を示すのに、
なんで唯一、”人”に「愛」をつけると
エキゾチックで隠匿な意味合いになってしまうんだろう。
(ぎもんだ、、、、)
人を愛するってすげぇ良い感じの意味合いなのに。
そして娘は愛してもOKな感じ(愛娘)なのに
人は愛すると(愛人)だめな感じって
どーゆーことなんだ。
というほぼ関係ない話を長々として
本日のおすすめは
深澤直人さんデザインの椅子です。
深澤直人さんは日本を代表するデザイナーで、無印とかでもよくコラボってます。はい。
あとは、こういうのとかね
まぁ街で見るこういう系(シンプルソリッド系)なものの説明を見ると、
彼が関わっていたなんてことはよくある。
ということで
深澤直人さんデザインのマルニ木工の椅子が非常にいい。
このソリッド感。
ミナペルホネンとのコラボ(たまらん)
椅子っていい。
もっというと木っていい。
そしてしっかり磨き上げられた木の質感は非常にたまらん。
前に「馴染むか馴染まないか」って話を書いたけれど
素材でいうと、自分は果てしなく木材が馴染む。
(理由はわかりません)
木材のあたたかみはハートにくる。
(もちろん個人談)
ということで、深澤直人さんデザインの椅子。
ええわぁ。
かつまた。