かつまたの日々のおすすめ88選

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【その38】カメラマン市橋織江さん

きっとほとんどの人は

一度は見たことがあるであろう市橋織江さんの写真。

 

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この写真でなくとも、

この色の感じ、この雰囲気。

ムービーも撮っているし、CMかなんかでもきっと市橋さんが生み出したものに

みんなどこかで触れているんじゃなかろうか。

 

 

 

はじめて彼女の写真を見た時は

「写真でこんな表現ができるんだ」

と思った。

 

繊細で
水彩画のようでもあり、

少しノスタルジックな風合い。

構図にしても

色合いにしても本当に美しいと思う。


前にもこの記事で写真家の高橋ヨーコさんのことを書いたけれど

junwiz.hatenablog.com

 

個人的には女性写真家に惹かれてしまうことが多い。

少し柔らかくて

光がじんわりとしているような写真。

風合いを感じさせてくれる写真。

 

自分の中の女性的な部分が

それに呼応する。

 

こういった趣味や惹かれてしまうものは

相対的に自分を表してくれていると思う。

 

なにかに訳もなく惹かれてしまう時

そこに自分のカタチを見る。

 

もちろんそれは時として変わるわけだけど。

 

 

 

おっと、

市橋さんの話でした。

 

彼女は自分の事を”職業カメラマン”という風に言っている。

それはつまり”作家ではないんだ”という表明だと僕は受け取っている。

 

 

この意外な表明は

逆に彼女を興味深くしている。

 

こんなに作風がはっきりとあるのに、作家ではないんだ。と

そこに彼女なりの姿勢みたいなものを感じて余計に信頼が増すのだ。

 

まぁそんな人間、市橋織江の話は置いておいても

彼女の作品はとにかくいい。

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