かつまたの日々のおすすめ88選

暮らしを楽しむ。グッとくるモノ・コト

【その27】イサムノグチのAKARI

灯りというのは人の生活になくてはならないものになっている。

 

夜につける部屋の明かりから

地球上を照らしている太陽の光も

ある意味では灯りである。

 

以前に建築家の方に話をうかがったことがある。

その際に彼が語っていたのは

「灯りを変えることですね。

すべて間接照明に。」

 

という話で、要は直接照明(床にあたるように取り付けられている照明)は明るすぎるということだった。

 

外国のホテルに行くと

何個も照明をつける必要があって面倒だなぁと思っていたけれど、

どちらかというとそちらがノーマルで、

日本の照度計算というのは少し変わってるそうだ。

(経済優先のもとに作られた照度計算だそう)

 

 

一室多灯。

間接照明。

 

これが灯りの基本だと。

 

蛍光灯の白い光は

太陽が南中している際の白い光に近く、

身体に昼ですよー働く時間ですよーというメッセージを投げかける。

 

夜、部屋で浴びるべき光は白い直接照明ではないのだ。

 

これは僕自身が数か月実際に

間接照明のみで暮らしての感想だけれど、

自然のリズムと同期するというのはなんとも不自然ではない。

(変な表現だね。でもなんかこう”不自然じゃないな”って感じなんです。)

 

現代人が作り上げているライフスタイルは

昼夜の境を曖昧にしている。

これはけっこう不自然だと感じる。

 

 

さらに話が続いて(長くなって)申し訳ないが、

日本の照明はもともと

間接照明(蝋燭)だったのだから

ジャパニーズスピリットに馴染む灯りもやはり

オレンジ色の灯りなんじゃないかって話です。

 

 

ということで

非常に前談長いけれど

 

イサムノグチのAKARIシリーズは

日本の魂を感じながらも

ソリッドにスタイリッシュにフォーミングされた

間接照明の数々だよ。

 

 

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