かつまたの日々のおすすめ88選

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【その25】MAMIYA RZ67(またはフィルムの中判カメラ)

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とあるカメラマンのワークショップに参加したことがある。

 

とあるカメラマンはこう言った。

 

「カメラなんてなんでもいいんです。

ボタンを押せばその瞬間が収まる。それは変わらない。

最近は携帯のカメラでさえとても綺麗なんですから。

大事なのはどういった心で撮るかです。」

 

 

その言葉を信じたけれど、

時がたつにつれ

その言葉に対する疑いは増し

今では

「カメラって機材選び超大事だなぁ」

と思っている。

(また今後、彼のような境地にたどり着くのかもしれませんが、今はそう思っている。)

 

同じ結論が言葉になる場合、

ある経由地点を通った言葉であるかどうかで

言葉の重みと説得力に影響する。(と、思う。)

 

 

 

疑いが増したのは、

自分が「いいな」と思う写真達を

調べると

そのほとんどが

デジタルのフルサイズのセンサー(大きなセンサーで画質きれい)で撮影されたものか

フィルムカメラの中判以上(大きなフィルムで画質きれい)で撮影されたものであったからで

 

 

最近、

実際にMAMIYA RZ67(フィルムの中判カメラ)を買って

自分で撮影したことで

前述のとあるカメラマンの意見はくつがえされた。

 

 

ということで、ぼくはフィルムカメラ

それも中判カメラと呼ばれる大きさのカメラを推奨したい。

 それもこれで日々の写真を撮ることを。

 

 

現実や光景というのはあいまいなもので

その瞬間に目に移り

去っていく。

もう来ない。

 

自分が撮影した写真を見ながら

「あぁこういう瞬間があったんだ。。」

と、なぜか逆説得されている。

 

どうやら現実界にはそういう像を結ぶ一点が存在したらしい。

ということを焼き上がった写真が教えてくれる。

 

そして日々を確かめる。

 

もしかすると

その瞬間に喜んでいた人や

悲しんでいた人も映り込む。

 

 

ということで日々の写真を撮るなら

フィルムの中判カメラで。

というのが私のおすすめです。

 

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かつまた