かつまたの日々のおすすめ88選

暮らしを楽しむ。グッとくるモノ・コト

【その23】ケメックスのコーヒーポット

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このままフィルターを乗せて、

ドリップするという

なんともシンプルな作り。

 

そして美しいフォルム。

 

 

コーヒー廻りの道具ってひとつのカルチャー圏を形成してるよね。(特に最近は流行っている気がする。)

 

もはや日本のコーヒー経済を作ってる陰の立役者って

村上春樹な気がしてきてます。

村上春樹の本読むとコーヒーをクールに入れたくなるのが性ってもんだ。)

 

 

フード分野とその道具の繋がりは

その食べ物や飲み物の味や飲食体験に

深く影響してくるという話が大好きで、

 

食べ物だって、盛り付けや皿、食べる環境やテーブル、食器など

横断的な話になってくるとき

そのコンプレックスシステムに萌える。

 

 

そういった横断的で、

実に複雑に思えることを

出来る限りソリッドにまとめあげることが

デザインであると思う。

 

それは文系の言葉で言うならば

演繹法なんじゃないか。

 

ロゴシックにアート。

 

複雑なことを

「要はこういうことでしょう」

と、まとめあげる時、

その形が美しいなら

正解だと思う。

 

 

そういったバランスの中心を射抜く力は

デザインであると思う。

 

 

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様々な道具が乱立して

逆にごちゃごちゃしがちな

コーヒーツールに

くびれた美しいガラスボトルでええやん。

と提案してくれるケメックスには

そういった美意識を感じるのである。

(まぁ雑多な楽しさもあるんだけどね。)

 

 

 

かつまた