【その21】iwatadenki
寝違えた。
どう考えても寝違えた。
しかも首じゃなくて、腰を寝違えた。痛い。非常に痛い。
腰に「要(かなめ)」って字を入れた人の天才性を思い知りながら
要をやられて
まるでやる気が出ない。
腰、大事。
悲痛兼苦渋の表情でお届けする本日のおすすめ。
東京の豪徳寺駅にiwatadenkiというお店がある。
ここはなかなか変わっている。
denkiとついているけれど、電気屋さんではあらない。
”denki”の由来は先代がそこで電気屋さんをやっていたということで、
現在はセレクトショップ兼革製品の工房のような場所になっている。
こんなんとか↓
こんなんとか↓
革製品は店主が1からデザインしているプロダクトばかりで、
基本受注生産なので、こちらの融通も聞いてくれる。
(例えば革の色だとか、革の種類だとか)
人によっては「通学用の鞄作って」とか
けっこう雑なパスをしていたけれど、
それでも対応してくれる
なんとも補給力の高い店主さん。
店主が自分で一からデザインしているものだから、他にはないし、
一方で、素材はエルメスで使用しているブライダルレザーだったりと一級品で安心感がある。
そして立地ね。
なぜか豪徳寺という少しマニアックな街の商店街を抜けたところに突如として現れる謎のハイセンススペース
「なにここ?」とならずにはいられない立地感。
このアンバランスさがグッとくるのである。
「こんなところにこんなものが!」というお得感満載なのである。
クロコダイル型押しのモバイルケーブルホルダー。
こういう細々したものも
ボディブローのように効いてくる。
誰かのプレゼントを探すのに最適だなぁと思う。
プレゼントに最適なお店は
用が無くても見てしまう。
「これはあの人が好きそう」
「これだったらあの人にあげよう」
と思いながらプロダクトを見るのは真に軽やかな悩みだ。
(自分の為に悩む時はもう少し気持ちが重いというか真剣だ。)